top of page

安中市庁舎建設に関するアンケートへの注意事項

 2020年6月~10月まで5回の会議で実施された「市庁舎に関わる市民懇談会」が市長に提出した提言書が提言の体を成していなかったため、ついに安中市も市民アンケートで市民の声を聞いて市庁舎建設の方向性を出すことになったようです。広報あんなかの記事によれば、住民基本台帳から無作為で抽出した4000人の市民にアンケートを送って市民の意向を調査するそうです。

​人口約56000,世帯数約24000、有権者数約49000人の安中市で4000人は、有権者の10%にも満たない人数ですが、意向調査をやるだけ前進したと考えられるでしょう。

​ しかし、今までの例(市民懇談会に提供された資料類)から考えられるのは、情報操作で安高跡地移転新築の大規模庁舎への誘導です。現在地での建替については、建設費以外は悪いことばかり書いて、安高跡地への移転については良いことばかりが書かれています。さらにフェイク情報や情報隠しまで使って安高跡地に誘導しようとしています。

 

●現在地で建替える場合は、仮設庁舎費用に3億円かかる等というのはフェイク情報です。既存の市有施設を仮設庁舎として使用すれば建物を造る費用はかかりません。

●安高跡地に建設する場合は、校舎の撤去が必要です。アスベストを含む校舎の撤去には2億円くらいの費用がかかります。さらに敷地を囲うブロック塀も耐震性が無いため撤去が必要です。しかし、デメリットになる情報は、懇談会の時から隠されてます。今回の市民アンケートでも同じです。

【この疑問を事務局に投げかけたところ、「懇談会委員から質問が無いので出さない」との回答でした。】

今回の市民アンケートでもその姿勢が続いています。

このアンケートを眺めてみておかしいことに気づくでしょう。

●現在地建替では、「建設費が安くできる」

●安高跡地移転では、「建設費がかかる」

という漠然とした表現でしか示されておらず、具体的な金額は隠されているのです。

アンケートを読んだ人は、「安くできる」と「かかる」の違いが30億円もの違いだとは夢にも思わないでしょう。

このような恣意的で瑕疵のある情報で誘導して市民にアンケートを書かせるのは詐欺に近いやり方です。

いくら巨額詐欺事件で有名な安中市だからと言って、市民を騙してアンケートを書かせるようなやり方は近代的で開かれた市政の自治体がやることではありません。それぞれの案での具体的な金額を示してその差がいくらになるか判る資料を示さないとアンケートを書く人に正しい判断は出来ないと思います。市民懇談会で提供された市の公式案という資料には49億円という具体的な金額が載ってました。アンケートに金額を書けない理由は無いと思います。

(以下にアンケート全文と資料を掲載しますので読んでみて下さい。金額は何処にも書いて無いことが判るでしょう。)    

 

市民アンケートpdfは、こちら

市民アンケート0表紙.jpg
市民アンケート1P.jpg
市民アンケート2P.jpg
市民アンケート3P.jpg
市民アンケート4P.jpg
市民アンケート5P.jpg
市民アンケート6P.jpg
市民アンケート7P.jpg
資料1&3.jpg
資料2.jpg
bottom of page