2021年5月19日に安中市ホームページに市民アンケート結果中間報告が公開されました
市民アンケートに添付された資料はこちらへ
資料2をご覧ください。たいへん偏向した書き方がされてます。
比較に必要な具体的な金額等は書かれてません。
市民アンケート集計結果中間報告書は、13ページにも亙る長大なデータですが、市庁舎建設に直接関連する部分の設問は、問6~問9の僅か4問です。問10、11は、問9に付随する設問です。
問6 あなたが、市役所庁舎に求める役割や機能として重要視することは何ですか?
問7 市役所庁舎に、「一緒にあるとよい施設(機能)」があれば選んでください。
問8 新たに庁舎を建て替える場合、「建設場所」として重視することは何ですか?
問9 市民懇談会の提言書においては、「耐震性や利便性等の観点から、少なくとも旧庁舎・中庁舎は取り壊すことが
ふさわしい」とされていますが、どのような庁舎整備が良いと思いますか?
問6~8は、建設場所を安高跡地へ誘導するための地雷設問です。求める役割や機能、一緒にあると良い施設で余分な床面積を必要とさせ、建設場所として重視する設問では、防災スペースや十分な駐車スペースで安高跡地に誘導しているのです。
的確な設問は問9しかありません。問9の回答を見てみましょう。
上毛新聞記事の勘違い【拮抗ではありません】
2021年5月21日の上毛新聞記事では、現在地と安高跡地が拮抗と書かれていますがこれは勘違いの誤報です。現在地43.4%ですが、旧庁舎・中庁舎の耐震補強3.9%も場所は現在地です。合計すると現在地は、47.3%になります。安高跡地は、40.5%なので、両者の差は、6.8%になり拮抗ではありません。
市民の意向としては、現在地のほうが安高跡地を約7%もリードしておりますので優劣は明確です。
耐震補強を加えて修正したグラフ
旧庁舎・中庁舎の耐震補強3.9%も場所は現在地です。合計すると現在地は、47.3%になります。安高跡地は、40.5%なので、両者の差は、6.8%になります。グラフ化すると下図のようになります。
無回答と無効票の取り扱いについて
市の集計の仕方では、問9についてのみ無回答を集計に入れて比率を計算しております。他の設問では無回答は除外して比率を計算しております。この意図としては105票の無回答を入れることにより、現在地と安高跡地の比率の差を圧縮して見せるためだと推測してます。無回答と無効を除外して再計算すると、現在地は、50.55%になります。安高跡地は、43.23%なので、両者の差は、7.32%になります。グラフ化すると下図のようになります。
見えてきた市民の意向
以上の結果から、市庁舎建設場所については、市民の意向は現在地であることが明白になりました。