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折込アンケートの目的と主旨

 2021年4月上旬に安中市執行の「安中市役所の庁舎整備等に関する市民アンケート」が抽出された4000人の市民を対象に発送されました。アンケートに添付された資料には、建設場所等の比較データが掲載されてますが、一つの結論に誘導するような作為的な内容に満ちています。仮設庁舎不使用を是とし、老朽化した危険な庁舎の継続使用は人命優先の視点が欠けています。

 また、アンケートは無記名であり、通し番号も打ってないため、悪意のある人が偽造で紛れ込ませることも可能であり、アンケートの結果そのものにも疑義が及ぶことが考えられます。しかし、市のやりかたでは、疑義が浮かんだとしても無記名、無番号なので追跡して調べる手段はありません。

 これでは、中立で公正なアンケート結果は期待できないと我々は危惧して新聞折込による民間アンケートで市民の意向の傾向を調べてみようという結論に達しました。

​ (なぜ、ここまでやるかという理由は、市庁舎建設の方向性により20~30億円の費用が余分にかかるためです。そんな余分なお金があれば、もっと市民のために有効な使い道があると考えるからです。)

​ 令和3年4月25日に松井田地区と安中地区の一部に、計6000部を新聞折込にて配布しました。

安中市執行のアンケートとは異なり、アンケートの信頼性・信憑性を確保するため記名アンケートとしました。

​市名、住所、連絡先を記入していただき切手代も負担しなければならないため、かなりハードルの高いアンケートとなってます。アンケートの回収率は低いと予測してますが、データの信頼性を優先しています。

​ 集計方法は、回収したアンケートハガキに通し番号を振り、疑義が生じた場合は、追跡して調査が出来るようにします。同一人の二重投票はリジェクトして1票のみを有効にします。無記名の場合は、チェックが出来ないためたいへん残念ですが無効とさせていただきます。厳密な集計方法により集計結果データーの信憑性を確保します。

以下に、アンケート用紙を添付します。市が実施したアンケートのように金額を隠したり、要望を聞いて誘導するような地雷設問はありません。建設場所・規模・建設費に絞り込んだシンプルなアンケートです。

市庁舎建設のアンケート用紙B5_アンケート面.jpg
市庁舎建設のアンケート用紙B5_宛名面.jpg

 本アンケートは、記名アンケートで氏名、住所、連絡先を記入する欄があります。また、本来であれば郵送料は受取人払いにするのが常道ですが、予算の都合上、大変恐縮ですが切手を貼って出していただくことになりました。個人情報の記入と郵送料負担が高いハードルとなって、回答は殆ど来ないのではないかと危惧しておりましたが、予想以上の返信をいただき市庁舎問題への関心の高さを感じさせられました。

​たくさんの回答をお寄せいただきありがとうございました。

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 6000部を新聞折込で配布して回収率は約3.2%です。サンプル数は少ないですが市民の意向の傾向を表していると思われます。安中市執行のアンケートとは設問の形式は異なりますが、本アンケートの結果から推測すると同じような傾向が示されるものと予測されます。

 安中市執行のアンケートの結果でも建設場所は、現在地が1位になりました。

アンケートに添付された比較資料では、安高跡地には、すべて良いことばかり書いてあり、現在地には、建設費が安いこと以外に良いことは何も書いてありません。現在地に建設する場合に必要な仮設庁舎には3億円かかるとフェイク情報紛いな金額が書いてある反面、安高校舎撤去費用の約2億円は書かれておらず一方的に安高跡地に誘導するような資料でした。実際、問12の自由意見を読んでみると、資料に誘導されて安高跡地が良いと書いた人が散見されます。

 それにもかかわらず、現在地が約7%リードして1位になった結果は重たいことを市当局は認識していただきたいと思います。​市民の意向を尊重して早期に完成するよう市庁舎建設の検討を進めていただきたいと思います。

市庁舎建設に関する民間アンケート(結果)0512.jpg
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